大人

21歳になってもうすぐ半分が経とうとしていてあれよという間に夏も終わろうとしている。自分が高校生の時に思い描いていた21歳とはかけ離れている(というか当時の理想が高すぎだったのか?)のでいつまでもこんな中学生男子みたいな感覚でいいのか不安になったりもするけれどしばらくは大人への反骨心も消えそうにないのでガキンチョでもいっかとも思う。就活を終えて取り繕っていた自分から一歩離れた時、肩書きだけどんどん大人になっていく自分に少しだけゾワっとしました。段々と若さだけでは物事を誤魔化すことの出来ない年齢になってきて一人勝手に危機感を感じたりしている.. 昔は背伸びなんかして少し小難しい本を読んだり物怖じせず色んな所へ行ったりしてたのに最近そういう感覚減っちゃったなあなんて思ってまた勝手に一人自分に幻滅.. 基本的に無知であることは恥だと思ってるけど時としてその無知が自分の原動力になったりすることがあるんだという(これが所謂少年心ってやつなのか!?いや探究心か)ことに薄々気付いてはいるけれど、今の現実主義な自分に言い聞かせたところで恐らく変わることは無い。

 

最近は何かにつけて知識(というよりも享受できる情報量に辟易..?)が自分にブレーキをかけている気がしてならない。知識を得ることによって生まれる原動力と同時にそれが抑止力にもなるって何このジレンマ?

もっともっと自分の中に潜むセンスを磨いていきたい。“スマホからのナウい情報”よりも“叡智を掴み取れる直感”が欲しい。誰でも指先の動き一つで知りたいものも見たいものも欲しいものも全部が手に入る時代だからこその悩みなのかな なにそれ超贅沢じゃんとか思えてきたとか自問自答。要するに自分に自信を持てたら行動力なんて言葉が必要ないくらい色んなことに背伸びして挑戦できるんだろうなって。そう思うと昔の方が自信があったんだと思うしわしイケとるやろ?って心の中でイキれるくらいが私にはちょうど良かったのかもしれない..

 

本当のことを言うとずっと子供でいたいけど、それは無理みたいなので。大人とはこういうものとかいう価値観を持つ必要はないけれどどうせなら自分の描く大人とやらになった方がコスパが良い人生を送れそうな感じがする。こうやっていつまで経っても悩んで生きて、なんだかんだ一番人間としての健全な営みを歩んでいるのかもしれないな、とか。