近況(春)

なんだかんだあっという間に月日が経って平成も終焉を迎えてしまっている。我が家では未だに誰も令和のイントネーションが分かっていません。

 

昔はこの時期よく五月病をがっつり発症していて毎日鬱状態で過ごしていたけれどここ数年はなんかぱったりと無くなりました(年中鬱気味ではあるけれど)。基本的にバイトばっかりしていて家にいないからあまり物思いにふけることもなくなっていてそれがいいのかもしれない。家で過ごす時間が好きだけれど、嫌なことも何も考えずに済むのは常に動いているときだから難しい。ただ家にいて好きなことが寝ることに次いで料理だからそこはまだ救いようがあるかなあ。この前までカレーばっか作ってたけど最近カレー屋でバイト始めたせいでめっきり作る機会が減ってしまいまして。最近はパンを作りたいなと思いたったので材料だけ買ったはいいもののそこで終わっている。(だって練るの超めんどくさくない?手首折れそうになる)

ただ今日は明日彼氏に久しぶりに会えるので手土産としてりんごとくるみのケーキを作ろうかなと。ケーキ作りも昔はよくしてたけど、自分が甘いものそんなに食べなくなってめっきり作らなくなっちゃった。でも誰かのために作るお菓子はとても楽しい。料理は自分のために作ることがほとんどだし食べれたらいいやって思うから基本適当だけど、なんだかお菓子作りは特別な思いで挑むことが多いから(バレンタインとか..?)気が引き締まって丁寧に美味しく出来る気がする。

 

こうやって何かしようかな〜っていう気持ちにさせてくれるのは春だからなのかもしれない。ただ春生まれだけど昔から春があんまり好きではなくて。花粉もあるし別れの季節だし気温の変化で服選ぶの大変だし新生活スタートさせないといけないし中途半端さと新奇さとがごちゃ混ぜになってモヤモヤを加速させるんだと思う。昔から春になって所謂大学デビューとかそういったスタートダッシュをきった人たちとどうも距離がある感覚がずっとあって、それがいつも嫌だった。それは恐らく自分の何事も慎重すぎる性格のせいで周りの浮き足立ってるのを冷静に分析してしまうことが良くなかったっていうことは分かっているんだけれども。結局若気の至りみたいなことに巻き込まれることなく大学生ももう四年目に突入してしまいました。

夏ほど季節的に開放的じゃないのに、どうして4月は人をこんなにも弾ませてしまうんだろう。クラス替えも慕っていた先生との別れも転校も卒業も全部一方的なものなのにみんな前を向いて楽しもうとしてる。こうやってみんな成長していくんだっていう瞬間を目の当たりにしている感じがしてずっと寂しかった。あ〜私だけ昔のことを引きずってて馬鹿みたいだなって。

 

やっぱりしばらく春は好きになれそうにない。